働かない生活を目指しているわけじゃない

年末年始の連休が明けて最初の1週間。疲れたーー。

姫だなんだと言って、遊んでばかりいると思われるかもしれませんが、これでも普段はちゃんとOLやってます。

私は、働かないで遊んで暮らすことを目指しているわけではありません。

井の頭公園の広場のうんていで遊んでいるところ

ひめぐらしは、街の、社会の、人の、力を存分に借りて生活することです。

私が料理をしない代わりにおいしい料理をつくってくれるシェフがいて、私は地図が読めないのに電車やタクシーでどこにでも連れて行ってくれる運転手がいる。

彼らが、それを私のためではなく、仕事としてやっているだけだということは、わかっています。

仮に私が本物のお姫様で、専属のシェフや運転手がいたって、その人たちもやはりお金をもらって仕事としてやっているのでしょうから同じです。

飲食店やタクシーにお金を払って働いてもらっている間だけ、彼らはうちのシェフで、うちの運転手で、私は姫なんです。

だからもし、彼らが働かないで遊んで暮らすようになってしまったら、私は困ります。

代わりの人がいるうちはいいかもしれないけれど、世の中みんなが遊んで暮らしたら、自分のことは自分でやれと放り出されたら。生きてはいけたとしても、姫の魔法が解けてしまう。

 

私は、私だけが特別な姫でいる世界が欲しいのではなく、誰もみんなが姫になれる時間を持ってほしくて、そうできることを知ってほしくて、ひめぐらしのことを書いています。

だから私は、姫でいられない時間は、どこかの姫に仕えます。
そこで貰ったお金で、また姫になります。

 

鏡開き、会社の鏡餅で作ったおしるこ

鏡開きだから会社でおしるこ作った 揺村可菜