「姫」のはじまり

高校のプチ同窓会!(モザイクの使い方が雑でごめんなさい・・)

店員さんが「このあたり(新宿)で良く飲むんですか?」とポイントカードを勧めてくれたけれど、「滋賀から来てるんで・・」「僕は大阪で・・・」と遠方から集まりすぎていて、ほとんど誰も受け取れなかった(笑)

それでも年に1、2回はこうして顔を合わせられているからすごいなーと思う。

 

高校のときの私のあだ名は「姫」でした。

なんでそんなあだ名がついたのかはよくわからない。
「姫っぽいから!」の一言だった。

私は決して目立つほうではなく、小説の世界に引きこもってばかりいて友達も少なかったのだけど、なぜかあだ名だけが、多くの人に知られてた。
「姫って呼ばれてる子でしょ?」「あー確かに姫っぽいー」とかよく言われた。

なんとなくだけど、内面というよりは外見でそう呼ばれていたような気がする。
仲良くなった相手よりも、初対面に近い状態で「確かに姫だー」と言われることが多かったから。
やや癖のある髪を長く伸ばしていたことは関係があるかもしれない。

いまの劇団に入る前、初めて稽古にお邪魔したときの駅での待ち合わせでも、お互い顔を知らなかったのだけど、私のことを知っている人が事前に「姫っぽい子がいたらその子だよ!」と劇団員に伝えてくれていたら、無事に私が発見された、ということもあった(笑)
そういえばそのときも髪が長かった。いまも長いけれど。

 

ところがここ最近、ちょっと変化を感じている。

外見とは関係なく、私の発言に対して「さすが姫だわー」と言われることが増えた。
わがままな発言・・・目の前の相手に対する要求ではなくて、テーマに対して私だったらこうするかな!みたいな話をしたとき・・・に、多いような気がする。
今回の同窓会でも何度か言われた。

高校の時は、ひめぐらしなんていう生活スタイルも持っていなかったし、そもそも自分の内側に姫なんていうキーワードがなかったけれど。
いま、ひめぐらしを追求し始めてから、私の内面や考え方も少しは変わったのかな?
昔の私よりも、自由に物事を考えて生きられるようにはなったと自覚しているけれど、それが人にも見えるほどの変化になっているなら嬉しい。

長年、姫というあだ名で呼ばれ続けたことで、何か深層心理に植え付けられた結果の今なのかもしれないとは思っているのだけれど、だとしたら、このあだ名には感謝しかない。
名付けてくれて、呼んでくれて、みんなありがとう。

 

変わらないあだ名は私の生活に影響していくし、
同級生はいつの間にか10年来の友達になっている。

女子テニス部だった子は、最近までテニススクールに通っていて、高校のときより上手くなった!と話していたし、
男子テニス部だった子は、会社保有のテニスコートでいまでもテニスをしているという。
卓球やバトミントンをやっていた子も、機会を見つけてはいまだにやっているみたい。
かくいう私も、高校の部活で始めた演劇をいまだに続けて、劇団員なんかやっていたりする。

歳を重ねるごとに変わっていくばかりな気がしていたけれど、やはり人生は過去から繋がって今があるんだなぁ、と、ようやく実感してきた今年の年末です。

みなさんも良いお年をお過ごしください。


Maison de Julietta(メゾン・ド・ジュリエッタ)で撮影