自分を中心に世界が回っているわけはないけれど、世界の都合に振り回されない自分は作れる

静電気ばちばち。

駅で解散する前、私の長い髪がずっと彼氏のコートに吸い寄せられていたから、「私の髪の1本1本が、まだ離れたくないと訴えている」と翻訳してそのまま伝えてみた。

そしたら、電車を一本逃して、そのぶん長く一緒にいてくれました。

 

ひめぐらしを始めてから、食べたいものに、行きたい場所に、興味のあるものに、自分の欲に、正直にいるからか、自分の身体と心がきちんと一致しているのを感じます。

髪の静電気すら、そのときの私の心を表しているような気がしてくる。

 

静電気対策のヘアオイルは、最近ずっとロレッタ。

甘すぎない自然な花の蜜のような香りがして、塗るたびにきゅんきゅんする。むわっと甘いフローラルはどちらかというと苦手。

軽めのオイルなので、べたつかないから一年中使えて良いのだけど、今日のばちばち具合からして、乾燥する冬にはちょっと足りていないのかも。

 

だけど、季節で化粧品を変えることはあまりしません。

例えば、夏の終わりに、日焼け止めをもう一本買うかどうか悩んだとき。

もう日焼け止めはいらないかなーと思って買わなかったときは、天気の良い日が続くと後悔するし、念のためもう一本買ったのに全然使わなかったときは、予定より遊び足りなかったような気がして残念になる。

自分のタイミングでぴったり終われないから、すっきりしない。それが嫌だ。

 

一人暮らしを始めて最初、それなりに自炊をしていた頃もきっと同じで、「キャベツが余ってるから今日もまた野菜炒め」とか「飲み会の誘いがあったけど、解凍してあるお肉があるから今日は家で食べなきゃ」とか、そんな風にして食べたくないものを食べなきゃいけなくなるのがストレスだった。

 

だから毎日、冷蔵庫の在庫を考えず、自分の欲だけを基準に、「今日は何が食べたい気分か」を叶えていたら、外食ばかりになりました。

そのあと食事だけではなく、いろんなものを自分の欲に合わせることを考えていったら、ひめぐらしというスタイルができました。

 

日焼け止めの季節の終わりも、突然の飲み会の誘いも、食品の賞味期限も、自分ではどうにもできないことだけれど。でも、そこで我慢したくはない。

「自分を中心に世界が回っているわけはないけれど、世界の都合に振り回されない自分は作れる!」

ひめぐらしは、具体的な生活スタイルではなくて、そんな自分の世界を作ることです。

 

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