幸せの黄色いピエロさん

大好きで尊敬しているおじさま♡

私が通勤に利用している駅で、毎朝、通り過ぎるひとみんなに「イェーイ!今日もいいことありますように!いってらっしゃい~」って声をかけていたこの方。

平塚駅の黄色いピエロこと、大門三郎さん。幸せおじさんとも。

最初は、変な人だと思って距離を置いていました。何かの宗教かなとか、近くに選挙でもあったっけとか。

でも、何日も何か月も経っても、営業をするでもなくチラシを配るでもなく、ただ毎日同じことを繰り返して、変な絡み方をするひとにも温かく対応していて。そこに悪意などは全く感じられなくて。

何者だろうと不思議に思っていたころ、正体を知りました。

 

幸せ配達人、大門三郎さん。

「幸せじゃん」という歌をだしていらっしゃる、歌手の方でした。

平塚では有名人のようで、イベント等で歌っているのはもちろん、「見かけると幸せになれる」なんてジンクスもあるようです。

 

駅での声掛けは約10年前から、最初は歌のPRのためだったそうだけれど、それだけで続けられることではないでしょう。

ご本人曰く、歌を応援してくれた街と人への恩返しなのだそうです。

天気の悪い日も、災害で日本中が暗いときも、世界情勢が不安なときも、私そういうニュースでかなり気持ちが不安定になるほうなのだけど、毎朝変わらずいつも通りの格好で、みんなの幸せを願ってくれている姿に、私も何度も救われました。

目があったときに親指を立ててイェーイって返すと、こちらを見たまま「絶対いいことありますように!」って言ってくれるのが嬉しくて、私の毎朝の…願掛けみたいな存在でした。

朝起きてぼーっと支度して、うとうとと電車にのってきて、その日最初の笑顔をつくる場所でもありました。

私の会社員生活はこの方に支えられてきたといっても過言ではありません。

 

昨年末で、故郷に戻られるとのことでお別れをし、ずっと彼のいない駅で寂しく通勤していたのですが。
なんと、今朝、当たり前のようにいつも通りに立っていた!!

あまりに普通過ぎて、いつものようにイェーイと親指を立てて通り過ぎてから、「あれ?」って思って慌てて戻りました。

「なんでですかー!!!」って叫びながら。もう嬉しすぎて。
「今日だけね、仕事でこっちに来たの」と言いながら、写真を撮らせてくれました。

復活するわけではないのでやっぱり寂しいけれど、仕事でたった一日来ただけでも、また同じように駅に立っていてくれたことがもう嬉しいし、そんな風に街と関われることが素敵すぎて羨ましい。

 

私も、街や社会と良い関わり方をして、みんなが幸せになる暮らし方はないのかなと考えて、ひめぐらしにたどり着きました。

ひめぐらしの理想は、こんな感じです。
例は食事についての場合で書いています。

1.【行動】自分の欲に素直になること。街に出てそれを叶えること。

例:(冷蔵庫の在庫などを気にせずただ純粋に)その日に食べたいものを思い浮かべて、それがあるお店まで出かける。

   ↓

2.【結果】関わった両者が幸せになる

例:私は楽して食べたいものが食べられるし、飲食店はその分売れる。

   ↓

3.【循環】欲と幸せが広がっていく

例:おいしかったお店を口コミやブログで伝える
→その情報を見た人も外食をする
→飲食店が盛り上がっておいしいお店が増えていく
→おいしいお店が増えれば外食をする人も増える
→→→良い循環が広がり続ければ世界中が幸せになる!

いまはまだ2の段階で、拡散力が足りなくて、ほとんど私だけが幸せですが、目指しているのはこの循環です。

大門さんに戻りますが、
歌手という夢を追って(1.自分の夢と行動)
朝の声掛けで歌のPRと応援してくれた人への貢献をして(2.両者が幸せ)
そして街の有名人として愛されてさらに活躍していく(3.循環が広がる)

ひめぐらしの目指す循環とおんなじだー!!!

ひめぐらしが叶えるのは、暮らす上での「欲」だし、大門さんは歌手という「夢」。
きっと叶えるのが難しいのは夢のほうだから、同じにしたら失礼かもしれないけれど。

幸せの循環の作り方って、この手順しかないのかもしれません。

そして、欲よりずっと難しい夢の循環を叶えている師匠が近くにいたことに気が付けたのが、今日の最大の発見。

 

コロッケがおいしい伊東精肉店の外観。

ちなみに昨日の100円コロッケのお店  揺村可菜